MATCH (Mastercard)
カード取扱いを打ち切られた加盟店を載せたMastercardの登録簿。他のアクワイアラは新規契約の前に必ずこれを照会する。
略称は Member Alert to Control High-risk Merchants の頭文字だが、旧称の Terminated Merchant File(契約解除加盟店ファイル)のほうが実態をよく表している。過剰なチャージバック、不正、PCI DSS違反、マネーロンダリングなどを理由にアクワイアラが加盟店との契約を打ち切ると、その事業者と代表者が登録される。次に申込みを受けたアクワイアラが照会すれば、フラグが見える仕組みだ。登録は5年間残る。
登録された側にとっては、事実上その間カードが使えなくなる。リスクを引き受けるアクワイアラはほとんどないからだ。この登録簿が議論を呼ぶ理由もそこにある。自分に責任のない友好詐欺(フレンドリーフラウド)の波で載ってしまった小規模事業者もいるが、控訴できる裁判所はなく、相手は登録したアクワイアラだけである。