MADI
Multichannel Audio Digital Interface。1本の同軸ケーブルで64チャンネルの音声を送る規格で、1991年にAES10として標準化された。
AES3が1ケーブルあたり2チャンネルなのに対し、大規模なスタジオや放送局には、太いアナログのマルチケーブルに代わるものが必要だった。MADIはSolid State Logic、Sony、Neve、三菱電機が開発し、48 kHzで56または64チャンネルを、BNCコネクターの75オーム同軸(約100メートル)か光ファイバー(数キロメートル)で伝送する。サンプリング周波数が倍になるとチャンネル数は半分になる。
各リンクは一方向なので、全二重にはケーブルが2本いり、クロックは通常、別のワードクロックから供給する。退屈なほど堅牢で、Danteのようなネットワーク方式が新規設備の主流になった今も、放送やライブ音響で生き残っている。8チャンネルのコンシューマー向けの親戚がADATだ。