縦磁気記録(LMR)
磁性粒子をプラッターの面内に寝かせて記録する方式。1956 年から 2000 年代半ばまでハードディスクの標準だった。
各ビットは、ディスク表面と平行に寝た粒子の小さな集まりを磁化して記録していた。ほぼ 50 年間見事に機能したが、密度競争はやがて 100〜200 Gbit/in² 付近の超常磁性限界にぶつかった。寝かせた粒子を小さくしすぎると磁化が熱的に不安定になり、熱だけで反転し、ビットが値を忘れてしまう。
解決策は、粒子を立てることだった。垂直記録は 2005 年に東芝が最初に出荷し、同じ不安定さに悩まされずに粒子を密に詰められたため、数年で業界全体を席巻した。