レベル型コンパクション
各レベルが上のレベルのおよそ10倍の大きさを持ち、同一レベル内のファイルが重複しないコンパクション戦略。読み取りに強く、書き込みは高くつく。
構造上の特徴は、1つのレベルのファイルがそれぞれ互いに重ならないキー範囲を担当することだ。そのため点検索は、1レベルにつき高々1つのファイルを見れば済む。7レベルなら、候補は数十ではなく7か所で、各キーは1レベルに最大1か所にしか存在しないので、空間のオーバーヘッドも10%程度に収まる。
代償は書き込みで払う。ファイルを1つ下のレベルへ移すには、移動先で重なるファイルと一緒に書き直す必要があり、データ量はおよそ11倍になる。これがレベルごとに繰り返され、書き込み増幅が20〜30になるのは普通だ。サイズ階層型コンパクションは逆のトレードオフを選ぶ。書き込みは安く、読み取りは高く、空間効率は悪い。この二者択一は、今もLSMエンジンで最も影響の大きい設定である。