IT用語集 › セキュリティ › レスター・S・ヒル(Lester S. Hill)

レスター・S・ヒル(Lester S. Hill)

セキュリティ Svenska → 更新: 2026-10-24

1929年に、行列代数で複数の文字をまとめて暗号化する暗号を発表したアメリカの数学者。

レスター・S・ヒル(1891–1961)は数学の教授だった。1929年、『American Mathematical Monthly』に「Cryptography in an Algebraic Alphabet」を発表した。ヒル暗号は平文をブロックに分け、各ブロックに鍵行列を掛けて26を法として剰余を取る。実用になる最初期の多文字換字暗号の一つで、1文字単位の頻度分析をほぼ無効にした。

弱点は代数そのものにある。平文と暗号文の組が十分にあれば、線形代数で鍵行列を解けるため、既知平文攻撃にはまったく無防備である。

← 用語集に戻る