Lacework
2021年に評価額83億ドルを付けながら、3年後にはその何分の一かで売却されたクラウドセキュリティ企業。ゼロ金利時代の教訓である。
2015年創業。プラットフォームの中核はPolygraphで、クラウド環境でプロセス、ユーザー、コンテナが通常どう通信しているかを学習し、パターンが変わると警告を出す。既知の攻撃ごとにルールを書くのではなく、まだ誰もルールを書いていないものをAWS、Azure、Kubernetesをまたいで捉える、というのが狙いだった。
2021年には1回のラウンドで13億ドルを調達し、セキュリティ史上最大級となった。だがすぐに競合が市場にあふれ、異常検知には、顧客が読む気になれないほど大量のアラートを出しがちという癖もあった。2024年にFortinetが、報道によれば1.5億〜2億ドルで残りを買い取った。