CrowdStrike
軽量なエージェントで帝国を築いたクラウド型エンドポイント保護企業。2024年にはたった一つの不具合のあるアップデートで、800万台のWindowsを止めた。
2011年にジョージ・カーツ、ドミトリ・アルペロヴィッチ、グレッグ・マーストンが創業した。重いシグネチャ型のアンチウイルスの代わりに、各マシンへ軽量なエージェントを置いてテレメトリをクラウドに流し、そこでパターンを一括分析する。現在EDRと呼ばれるものの基本形である。FalconプラットフォームとThreat Intelligenceで名を上げ、2016年の民主党全国委員会(DNC)への侵入の攻撃元特定もその一因となった。
2024年7月、同社はFalconセンサー向けに不具合のあるコンテンツアップデートを配信し、推定850万台のWindowsコンピュータが一斉にブルースクリーンになった。空港、病院、銀行が止まり、史上最大級のIT障害となった。原因は、それらを守るはずのセキュリティ製品そのものだった。