labwc
詳細情報
- 開発者
- ヨハン・マルム
- 公開
- 種別
- Waylandコンポジタ
- ライセンス
- GPL 2
- ソースコード
- github.com/labwc/labwc
Wayland版Openbox。Openboxの設定ファイルを読み、タイトルバーをサーバー側で描画するスタッキングコンポジタで、2024年にRaspberry Pi OSの標準デスクトップになった。
タイル型コンポジタにはSwayがあり、GNOMEとKDEは独自に書き直された。一方、ウィンドウをドラッグして動かす普通のスタッキング型デスクトップが欲しい人には、Wayland上に選択肢がなかった。ヨハン・マルムは2019年に、wlrootsをベースにlabwc(Lab Wayland Compositor)を始めた。手本はOpenboxで、15年にわたりLXDEや無数の自作デスクトップの土台だったウィンドウマネージャーである。設定は同じ形式のrc.xmlとmenu.xml、テーマはOpenboxのthemercから読み、キーやマウスの割り当てもこれまで通り書く。装飾はコンポジタが描くので、自前のタイトルバーを持たないGTKプログラムも他と同じ見た目になる。
手本と同様、labwcはウィンドウ管理以外のことを一切しない。パネルも壁紙もロック画面もなく、それらは WaybarやswaybgのようなLayer Shellクライアントが担う。それが設計の核心である。プロジェクトをニッチから引き上げたのはRaspberry Piだった。財団は2023年のBookwormでWayfireによりWaylandへ移行したが、非力なボードにはlabwcのほうが合うと判断し、コードも提供して、2024年10月に標準にした。以来、思われているよりずっと多くのマシンで動いているが、使う人がその名前を知る必要はない。