Kremvax
1984年のエイプリルフールに、ソ連がUsenetに参加したと告げた投稿。クレムリンのkremvaxというマシンから送られたことになっていた。
1984年4月1日、中欧のUsenetノードを運営していたアムステルダムCWIのPiet Beertemaは、ソ連の指導者コンスタンチン・チェルネンコの署名入りの偽投稿を送った。ソ連がネットワークに参加したという内容で、ヘッダー上はホストkremvaxから届いたことになっていた。どの機械室にもsomething-vaxという名のVAXがあった時代だけに、実にもっともらしい名前だった。
冗談が通用したのは、送信者を誰も検証できなかったからだ。Usenetのアドレスはただの文字列で、ノードにアクセスできる者なら、ヘッダーに何でも書けた。真に受けた読者もいたが、それは読者というより偽造防止の仕組みの問題である。ソ連が実際に接続したのは1990年だった。