バンパス
UUCP時代のメールアドレス。送信者が宛先までの経路上のマシンをすべて、感嘆符で区切って書き並べた。
ihnp4!decvax!foo!aliceというアドレスは、「ihnp4へ送れ、ihnp4はdecvaxへ、decvaxはfooへ送り、そこにalice君がいる」という意味だった。感嘆符は「bang」と呼ばれ、それが名の由来である。中央のディレクトリも自動ルーティングもなく、道筋は自分で知っている必要があり、しかもその道筋は自分のいる場所によって変わった。そのため名刺やUsenetの署名には、AT&Tのihnp4のような有名なハブを起点にしたアドレスが書かれがちだった。
UUCP Mapping Projectは回線の地図を公開し、pathaliasツールがそこから経路を計算したが、継ぎはぎの仕組みだった。1980年代後半にはalice@foo.edu形式のドメインアドレスが主流となり、移行期には!、%、@を一つのアドレスに混在させた奇怪な混成形が生まれた。