既知鍵攻撃
攻撃者が鍵を知っている状態でも、暗号の出力を乱数と区別できるかを調べるテスト。
通常の暗号解読では鍵は秘密であり、それが妥当な出発点になっている。既知鍵識別器はこの前提を逆転させ、鍵を与えられた攻撃者が出力の構造を探す。この考え方は 2007 年に Knudsen と Rijmen が定式化し、いくつかのブロック暗号に対する識別器を示した。
ほとんどのプロトコルでは攻撃者は鍵を手に入れないので、実用上の安全性についてはあまり意味を持たないことが多い。むしろ重要なのは、ブロック暗号から作るハッシュ関数だ。そこではメッセージが鍵の役を果たすため、攻撃者に鍵が知られている。これは安全余裕を測る手段であり、それ自体が脅威ではない。