光磁気カー効果
磁化された面で反射した偏光は、磁化の向きに応じてわずかに回転する。MiniDiscやMOドライブがビットを読み取る仕組みがこれである。
1877年、ジョン・カーは、磁性体で反射した光の偏光面がわずかに回転することを示した。ほとんど測定できないほど小さなこの回転が、光磁気方式の読み出しの基礎になった。ディスクの記録層にレーザーを当て、偏光がどちらに傾くかで、そのセルが1か0かを判定する。機械的接触がなく摩耗もない。光が磁場を読むだけである。
書き込みは逆向きで、熱磁気的に行う。レーザーで一点をキュリー温度を超えるまで加熱すると保磁力が失われ、弱い外部磁場で向きが決まり、冷えるとそのまま固定される。MiniDiscが頑丈なのはこのためで、常温では磁化が固定されており、周囲の磁場には反応しない。