ジョン・スコット=レイルトン
ジャーナリストや活動家のスマートフォンから政府系スパイウェアを見つけ出すことを専門とする、トロントのシチズンラボの研究者。
2016年8月、アラブ首長国連邦の人権活動家アハメド・マンスールに、怪しいリンク付きのメッセージが届いた。彼がそれをシチズンラボに転送し、スコット=レイルトンとビル・マルチャクは、NSO GroupのスパイウェアPegasusと、3つのiOSゼロデイの連鎖にたどり着いた。Appleは10日以内にパッチを出した。Pegasusが実環境で確認された世界初の例である。
以来、ロン・ディベルト率いるラボは数十か国で同様の事例を記録してきた。この仕事のせいでスコット=レイルトン自身も標的となり、2019年にはニューヨークで偽の身元を使う男が、昼食の席で不利な発言を引き出そうとした。彼は録音機を持参し、隣の席には記者が座っていた。