ジェームズ・ミケンズ
詳細情報
- 所属
- Microsoft Research、ハーバード大学
- 代表的な業績
- This World of Ours(2014年)
セキュリティ研究がなぜ現実を外しがちなのかを、もっとも笑える、おそらくもっとも引用される文章で書いたハーバード大学のコンピュータ科学者である。
ミケンズの専門は分散システムとウェブの性能で、最初はMicrosoft Research、のちにハーバード大学の教授として研究している。広く知られるきっかけは、USENIXの会誌;login:に寄せたコラム、とりわけ「This World of Ours」(2014年)だ。そこでは脅威モデルが二つの場合に集約される。敵がモサドなら、地球上のどのプロトコルでも救えない。そうでなければ、まともなパスワードで足りる。
冗談の芯は真面目だ。研究の労力は、ほとんどの人が直面しない脅威に集中し、実際の侵害は不注意と退屈なバグから起きている。機械学習と倫理についての講演も同じ流れで、まず笑わせ、あとから居心地の悪さを残す。