James Ellis
1970年に公開鍵暗号が可能だと示したGCHQの暗号学者。公表が許される数週間前に亡くなった。
Ellis(1924〜1997年)は1970年、GCHQ内部の論文で非秘密暗号と名付けた考えを書いた。事前に秘密鍵を共有せず、二者が安全に通信するというものだ。概念はあったが、それを実現する実用的な数学関数はなかった。そこを埋めたのが同僚のClifford CocksとMalcolm Williamsonである。
この研究は数十年間機密のままで、功績はDiffie、Hellman、そしてRSAの3人に与えられた。GCHQが経緯を公にしたのは1997年12月で、Ellisはその前月に亡くなっていた。