ISO/IEC 14443
13.56MHzの近接型非接触カードの規格で、銀行カード、パスポート、入退室バッジが共有する無線層。
2000年代初頭に策定され、物理特性、無線インターフェース、複数のカードが電界内にあるときに一枚を特定する方法、伝送プロトコルの四部で構成される。通信距離は約10cmで、カードは読取機の電界から給電を受ける。変調方式の異なるType AとType Bがあるのは、二つの陣営が折り合わなかったからだ。Type Aはフィリップス由来で、同社のMifareカードは今も多くのバスの乗車券に使われている。
一般にNFCと呼ばれるものの大半は14443の上で動く。EMV非接触決済、ICAOの電子パスポート、オフィスのキーフォブは同じ無線を使い、違うのはアプリケーション層だけである。姉妹規格のISO 15693は到達距離が長い代わりに低速で、主にラベルやタグに使われる。