ホストカードエミュレーション(HCE)
スマホのメインOS上で動く普通のアプリが、セキュアエレメントなしでNFCリーダーに対して決済カードのふりをする技術。
初期のNFCウォレットは、カード情報をSIMなどのセキュアエレメントに置く必要があった。そのため通信事業者が門番になり、独自ウォレットを作っていた米国のキャリアはGoogleウォレットを自社SIMに載せなかった。2012年にSimplyTappがハードウェアを迂回できることを示し、Googleは2013年10月にAndroid 4.4 KitKatへHCEを組み込んだ。VisaとMastercardは2014年2月にこの方式を支持した。
弱点は、アプリには長期的な鍵を安全に置く場所がないことだ。その解決策がネットワークトークンと、サーバーから取得して数回の決済で使い切る短命の限定使用キーであり、業界はこれを「クラウドベース決済」と呼び直した。鍵が盗まれても被害は数回分で済むが、補充のために端末は定期的にオンラインになる必要がある。