initシステム
カーネルが最初に起動するプロセスで、他のすべてのプロセスの祖先となるPID 1。
カーネルがルートファイルシステムをマウントすると、まず1つのプログラムを起動する。システム全体はそこから広がっていく。initシステムはサービスを正しい順序で起動し、落ちたものを再起動し、孤児となったプロセスを引き取って適切に回収する。PID 1が死ぬとカーネルパニックになる。
従来のSysV initは番号付きのシェルスクリプトを順に実行する方式で、分かりやすい反面、遅く、依存関係に基づく制御も難しかった。2010年代にsystemdが並列起動、ソケットアクティベーション、統一ログ形式を備えて多くのディストリビューションの標準となったが、init本来の役割をはるかに超えて肥大化したため、オープンソース界で最も激しい論争の一つにもなった。コンテナではアプリケーション自身がPID 1になることが多く、シグナルの扱いが想定外の挙動を示すのはそのためだ。