不可能差分
ある入力差分が、確実にある出力差分を生じえない、という性質を突く攻撃。
差分解読法は「起こりやすい」パターンを探す。不可能差分はその逆で、確率ゼロのパターンを使う。数ラウンド後に、ある入力差分が特定の出力差分に決して至らないなら、その差分を生じさせる鍵候補はすべて棄却できる。統計的な推測ではなく、フィルターである。
Biham、Biryukov、Shamirは1999年にこの手法を31ラウンドに縮約したSkipjackへの攻撃に用いた。AESに対してはラウンド数を減らした版でしか成果が出ておらず、完全版の安全余裕の大きさがうかがえる。