HVPS+
中央銀行の大口資金決済システムがISO 20022をどう使うかを定めた共通ガイドライン。同じメッセージが国内でも国境を越えても通用するようにする。
名称はHigh Value Payments Systems Plusの略である。各国は大口・緊急の支払のためにRTGSを運営しているが、全てがISO 20022へ移行するとき、同じpacs.008を各国が勝手に解釈するおそれがあった。そこでSwiftが招集した市場インフラの作業部会が、どの項目を使い、どう入力するかを定めた共通サブセットを作成した。
目的は、Swiftの国際送金ルールであるCBPR+との整合である。海外から届いた支払が、住所や参照情報を途中で切り落とされることなく国内RTGSに流れ込むことが求められる。ユーロ圏のT2と英国のCHAPSは2023年、Fedwireは2025年に移行したが、いずれも国ごとの差異を残している。調和とは、いつだって隣国が進めるべきものだからである。