HSM API攻撃
個別にはどれも正当な呼び出しを連鎖させるだけで、セキュリティモジュールから鍵を取り出す攻撃。
HSMは物理的にこじ開けられなくても、インターフェースを通じてすべてを漏らすことがある。マイク・ボンドとロス・アンダーソンは2001年に、この種の攻撃をAPIレベル攻撃として、銀行向けモジュールの例とともに説明した。2003年にジョリオン・クルローがPKCS#11で示したのが最も単純な例だ。機密の鍵を、復号も許可された別の鍵でラップするようモジュールに頼み、そのラップ済みデータを復号させる。すると鍵が平文で出てくる。
欠陥は暗号そのものではなく、鍵の用途に関する規則にある。2010年にはTookanというツールが、複数の市販USBトークンでこうした欠陥を見つけた。対策は、すべての鍵をちょうど1つの役割に結びつけることで、TR-31キーブロックや、より厳格なPKCS#11プロファイルがその実現を目指している。