Hirose構成
同じ鍵を使う2回の暗号化を定数で区別する、二重ブロック長の圧縮関数。
広瀬勝一がFSE 2006で発表した。Abreast-DMと同じく2つの暗号化を並列に走らせるが、連鎖値の補数を取る代わりに、一方でだけ固定の定数をXORする。両方がまったく同じ鍵を使うため、ブロックごとの鍵スケジュールが1回で済む。AES-256のように鍵スケジュールが重い暗号では、これが実際の節約になる。
広瀬は構成と同時に証明も示した。理想暗号モデルの下で、出力幅が倍になった分に対してほぼ最適な衝突耐性を持つ。このため、ブロック暗号ベースのハッシュに関する後続研究の基準点になった。先行方式が同等の証明を得るまでには何年もかかっている。