ハートブリード
OpenSSL の TLS ハートビート拡張にあった脆弱性(CVE-2014-0160)。サーバーのメモリ内容が外部に漏れた。
偽の長さを指定して 64 KB の「ハートビートデータ」を要求すると、サーバーは自身のメモリから 64 KB を返してしまう。そこには秘密鍵、セッショントークン、ユーザーのパスワードが含まれ得た。2014 年 4 月に公表され、インターネット上の HTTPS サーバーの約 17% が影響を受けた。
ロゴと専用サイト heartbleed.com を備えた、最初の「ブランド化された」大型 CVE でもある。対応としては TLS 証明書の鍵ごとの再発行、セッション無効化、パスワード変更が必要だった。長期的には OpenSSL Foundation の資金強化、OpenBSD の LibreSSL、Google の BoringSSL といったフォークを生み、重要インフラの資金不足への反省から Linux Foundation の Core Infrastructure Initiative が発足した。TLS 1.3 は、この時代の OpenSSL 由来の問題の多くを設計段階で排除している。