HC-128
2004年に発表された128ビット鍵のストリーム暗号。シフトレジスタではなく、メモリ上の大きなテーブルで動くソフトウェア向けの設計である。
HC-128は2004年にHongjun WuがeSTREAMプロジェクトの一環として発表した。動作中に更新される大きなテーブルを使い、線形帰還シフトレジスタ(LFSR)は使わない。LFSR系の設計に弱点が見つかっていたため、あえて別の道を選んだのである。
2008年にeSTREAMのソフトウェア部門ポートフォリオに入った。コンピュータ上では速いが、安全に実装するのは難しい設計を暗号学者が作ることがある、という例であり、テーブル参照型の暗号はサイドチャネル漏洩への注意を要する。