ハードウェアRAID
専用のRAIDコントローラカード(LSI MegaRAID、Dell PERC、HPE Smart Arrayなど)がRAID処理をCPUから肩代わりする方式。安全なライトバックキャッシュのためにBBUやスーパーキャパシタを備える。従来型のエンタープライズサーバーでは標準だった。
ソフトウェアRAIDとのトレードオフは、ハードウェアへのロックインだ。コントローラが故障すると、同じ型のコントローラが手に入るまでデータは取り出せない。価格も1枚500〜2000ドルと高いが、オフロードとキャッシュで性能は出る。
ZFS利用者はこれを嫌う。ZFSのチェックサムはディスクへの直接アクセスを必要とし、ITモードのHBAが前提になるからだ。近年は柔軟性とコストの面でソフトウェアRAID(mdadm、ZFS、Btrfs)が主流になりつつある。ハードウェアRAIDは従来型ストレージアレイやロックイン環境に残っている。NVMe時代にはコントローラ自体が足かせになる。NVMeのスループットがコントローラを上回るためだ。