ハモンドオルガン
詳細情報
- 開発者
- ローレンス・ハモンド
- 発表
- 1935年
- 種類
- 電気機械式オルガン
回転するトーンホイールが磁気ピックアップの前で音を作り、ドローバーで倍音を混ぜる電気機械式オルガン。
1935年にこのオルガンを発表したローレンス・ハモンドは、それまで時計用の同期モーターを作っていた。モーターが軸を回し、そこに並んだトーンホイール(縁が波状の金属円盤)が電磁ピックアップの前を通過すると、ほぼ純粋な正弦波が生まれる。9本のドローバーが基音と倍音を異なる音量で混ぜ合わせるため、この楽器は加算合成を機械で実現したものといえる。狙いは、教会のパイプオルガンの安価な代用品だった。
1954年のB-3はジャズ、ゴスペル、ロックの定番となり、ほぼ必ずレスリースピーカーと組み合わされた。技術者が取り除こうとしたキークリックは、音の個性として定着し、のちにオルガニストのほうから復活を求められた。スプリングリバーブは、居間で聴くこのオルガンに空間の響きを与えるために開発された面もある。