ゲイリー・マグロウ(Gary McGraw)
セキュリティは後からネットワークに足すものではなく、コードに作り込むものだと説き続けた米国の研究者。
2000年ごろ、業界がファイアウォールやアンチウイルスの購入に熱を上げていたなか、マグロウとジョン・ヴィエガは『Building Secure Software』(2001年)を著し、侵害の多くはプログラマーのミスから始まると主張した。続く『Software Security: Building Security In』(2006年)では、コードレビュー、脅威モデリング、ペネトレーションテストといった「タッチポイント」を開発工程に組み込む方法を示した。
コンサルティング会社Cigitalの技術責任者として、BSIMM(2008年)の立ち上げにも関わった。これは、組織が「何をすべきか」ではなく「実際に何をしているか」を測る枠組みである。ポッドキャスト「Silver Bullet」を12年間主宰したが、その題名自体が警句だった。2019年からは機械学習システムのセキュリティを研究するBerryville Institute of Machine Learningを率いている。