ギャングパンチ
同じデータを束の全カードに一度でパンチすること。パンチカード時代の「列のデフォルト値」。
日付、口座番号、部門、原価センタは、1回の作業の中ではどのカードでも同じだ。これをキーパンチ係に1枚ずつ打たせるのは高くつき、誤りの温床でもあった。そこで束の先頭にマスターカードを置き、リプロデューシングパンチ(IBM 513、514、後の519)に、次のマスターカードが来るまで後続の全カードへ定数欄を複写させた。キーパンチの担当者は、実際に変わる部分だけを打てばよい。
効果は実用的で、少し不気味でもあった。束が自分の文脈を運ぶので、別の束に迷い込んだカードは次の作業に誤った日付を持ち込み、カードを見ても誰にも気づかれない。この語は、カードが消えた後も動詞として生き残った。数万行に同じ値を設定するUPDATE文は、操作としてはまったく同じことをしている。