Fedwire
米連邦準備制度の大口銀行間決済システム。送金は1件ずつ決済され、取り消せない。
名前に由来が表れている。1918年、連邦準備銀行は金塊を輸送せずに地区間で準備預金を動かすため、民間の電信網で互いを結んだ。1970年代に電信はコンピューターと端末に置き換わったが、原則は変わらない。Fedwire Funds ServiceはRTGSシステムであり、記帳された時点で中央銀行マネーによる最終決済となる。これがアメリカ人の言う「ワイヤー送金」で、誤送金の回収が極めて難しい理由でもある。
取扱額は桁外れで、年間およそ1京ドル。大半は銀行間の流動性のやり取りと証券取引の決済である。2025年7月にはメッセージ形式がISO 20022へ切り替えられた。少額のインスタント決済には、2023年に別のシステムFedNowが用意された。