RIX(リクスバンクの決済システム)
スウェーデンの中央銀行の決済システム。銀行同士が中央銀行マネーで精算する場であり、クローナ建ての支払いのほとんどが最終的にここへ行き着く。
給与が別の銀行へ移るとき、あるいはSwishが2つの銀行をまたぐとき、そこで生じた銀行間の債務はどこかで支払われなければならない。それが行われるのがRIXで、銀行のほか、Bankgirotのような清算機関や国債管理庁がリクスバンクに口座を持つ。稼働開始は1990年。大口決済を担うRIX-RTGSは支払いを1件ずつ決済し、銀行は担保を差し入れて日中に借り入れができるので、互いの入金待ちで止まってしまうことがない。
2020年代に入り、リクスバンクはすべてを自前で作るのをやめる決断をした。RIX-INSTのインスタント決済はユーロシステムのTIPS基盤上でクローナ建てのまま動き、大口決済側もユーロシステムのT2へ移行する予定である。技術上の判断でありユーロ導入への一歩ではないが、それで議論が収まったわけではない。