エリック・バトラー
ログイン用クッキーを平文で送るウェブを恥じ入らせたアドオン、Firesheepの開発者だ。
2010年10月、バトラーはサンディエゴのToorConでFiresheepを披露した。Firefoxのアドオンで、公衆Wi-Fi上の通信を傍受し、FacebookやTwitterなど十数のサービスのセッションクッキーを拾って、ダブルクリックだけで被害者としてログインできる。手法であるセッションハイジャックは古くからよく知られていた。新しかったのは、それが技術なしで誰にでもできるようになった点だ。
それこそが狙いだった。バトラーが求めたのは、ログインページだけでなくセッション全体のHTTPS化である。その後の数年でFacebook、Twitterなどの大手は暗号化されたセッションに移行した。コード一行あたりの成果が、これほど大きかったセキュリティツールはそう多くない。