ドラムスキャナ
原稿を回転するシリンダーに載せ、光電子増倍管で読み取る高解像度の製版用スキャナ。
原稿は透明なドラムに貼り付けられ、毎分数千回転で回りながら、光ビームが一点ずつ読み取っていく。センサーはCCDではなく光電子増倍管(PMT)で、並外れたダイナミックレンジと鮮鋭さが得られる。この技術は1960年代から1990年代まで、グラフィックアーツと色分解の世界を支配した。Hell、Crosfield、Howtekが有名どころだ。
やがてCCDのフラットベッドがほとんどの用途で追いつき、ドラムスキャナは美術品、アーカイブ、超大判の引き伸ばし向けの高価なニッチへと縮んだ。今も作られているものはわずかだが、中古は高値で取引される。