ドン・パーカー(Donn Parker)
コンピュータ犯罪などというものが存在すると大半の人が信じる前から、その事例を集め続けていたSRIの研究者。
ドン・B・パーカーは1960年代後半にSRIインターナショナルに入り、業界がまだ仮定上の脅威を論じていた間に、横領、サボタージュ、詐欺といった現実のコンピュータ犯罪の記録を何十年もかけて築いた。著書『Crime by Computer』(1976年)はこの主題を体系的に扱った最初期の一冊で、彼は加害者本人に直接インタビューするのを習慣にしていた。
最もよく引用されるのはパーカー六要素(1998年)である。おなじみの機密性・完全性・可用性の三要素に、占有、真正性、有用性を加えたものだ。要点はこうだ。暗号化されたバックアップが盗まれたなら、秘密が漏れなくてもインシデントである。紛失した鍵で暗号化されたデータは、完全に無傷で、完全に役に立たない。