IT用語集 › ネットワーク › DoH

DoH

ネットワーク Svenska → 更新: 2026-10-21

DNS over HTTPS。平文のUDP 53番ではなく、TLSで暗号化されたHTTPS経由でDNSクエリを送る方式で、RFC 8484(2018年)で規定された。狙いはプライバシーとセキュリティで、ISPによる盗み見や改ざん、同じWi-Fi上の第三者による偽応答の注入を防ぐ。

Cloudflareの1.1.1.1、Googleの8.8.8.8、Quad9の9.9.9.9がDoHエンドポイントを提供している。Firefoxは2020年から米国で既定で有効にし、欧州ではオプトインとした。iOS 14以降はアプリごとのDNS設定が可能だ。一方で、企業のIT部門や学校は通信の可視性を失うため、DoHをブロックする動きもあり、議論を呼んでいる。TCP 853番を使うDoT(DNS over TLS)との違いは、DoHがHTTPSと同じ443番を共有する点にある。そのため、Web通信全体を止めずにファイアウォールで遮断するのは難しい。ECH(Encrypted Client Hello)と組み合わせれば、TLSハンドシェイクまで含めたプライバシーが得られる。

← 用語集に戻る