IT用語集 › プログラミング › 直接操作

直接操作

プログラミング Svenska → 更新: 2026-10-22

変更を言葉で記述するのではなく、画面上の対象を扱うことで行うという原則。デスクトップに意味を与えたものに、ベン・シュナイダーマンが1983年に付けた名前だ。

シュナイダーマンは、IEEE Computer誌に1983年に発表した論文「Direct Manipulation: A Step Beyond Programming Languages」で、Sketchpad、Alto、Starに共通するものに名前を与えた。特徴は3つある。対象が常に見えていること。コマンド構文ではなく、指す、ドラッグするといった物理的な動作で操作すること。そして、どの操作も小さく、素早く、結果がすぐ見え、元に戻せることだ。ファイルをフォルダにドラッグする、ウィンドウの角を引っ張る、WYSIWYG文書に直接入力するのは直接操作だが、mv report.txt archive/ は違う。1985年にハッチンス、ホラン、ノーマンは、それが易しく感じられる理由を説明した。望むことと実行すべきことの距離が縮まり、コンピュータと会話しているのではなく世界に直接働きかけている感覚になるからだ。

代償は、一度なら簡単なことが、千回となると難しくなる点だ。繰り返し、条件、「30日より古いすべてのファイル」といったことは言葉で表すほうが向いている。コマンドラインがデスクトップより長く生き残り、マクロやスクリプト言語、実演によるプログラミングが何度も再発明されてきたのはそのためで、グラフィカルインターフェースが手放したものを取り戻そうとしているのだ。

← 用語集に戻る