ディオニュソス・ブラザキス
詳細情報
- 発表年
- 2010年
- 主な業績
- JITスプレー
JITコンパイラを言いくるめれば、攻撃者のマシン語を代わりに書かせられることを示した研究者だ。
2010年のBlack Hat DCで、彼は「Interpreter Exploitation: Pointer Inference and JIT Spraying」を発表した。仕掛けはこうだ。FlashのActionScriptで、慎重に選んだ定数とのXORを長く連ねたプログラムを書く。JITはこれを忠実にx86命令へ変換し、定数もそのまま埋め込む。命令の途中へジャンプすると、その定数列自体が実行可能なコードになる。
コードはJITがすでに実行可能にした領域に置かれるため、DEPとASLRが同時に突破された。ブラウザベンダーは定数のブラインド化やコード配置のランダム化で対抗し、このいたちごっこは今も続いている。