デビッド・ナカッシュ
詳細情報
- 所属
- Gemplus、高等師範学校(ENS)
- 主な業績
- スマートカードのセキュリティ、ナカッシュ=ステルン暗号
理論をENSの教室から銀行カードのチップの中へ運び、また持ち帰った暗号研究者だ。
ナカッシュは1990年代から2000年代初頭にかけて、当時世界最大のスマートカードメーカーだったジェムプラス(Gemplus)に在籍した。そこでは暗号をわずか数キロバイトに収め、消費電力を測られても耐えなければならない。この環境が、彼をカードに対するフォールト攻撃やサイドチャネル攻撃の草分けの一人にした。
1998年にはジャック・ステルンとともに、RSAと同じ系統の準同型暗号であるナカッシュ=ステルン暗号を設計した。翌年にはコロン、ステルンとISO 9796-2署名が偽造できることを示し、規格の改訂を促した。のちにENSの教授となり、フランスの法廷では技術専門家も務める。暗号学を、鑑識の道具としても使っているわけだ。