デイミアン・ミラー
1999年以来、OpenBSDのSSH実装を他のあらゆるシステムでも動くようにしてきたオーストラリア人開発者。
OpenSSHはOpenBSD向けに書かれ、開発者たちはコードを移植性のための雑多な処理で汚したくなかった。そこでミラーは、Linux、macOS、Solarisなど向けの互換レイヤーを持つ別ブランチ、portable OpenSSHを引き受けた。事実上、世界のほとんどのサーバーで動いているのはこの版である。
OpenBSD側は純粋なコア、移植のための調整は別レイヤーという分け方は、LibreSSLやOpenNTPDなど他のOpenBSD系プロジェクトのお手本となった。ミラーは四半世紀にわたりOpenSSHで最も活発な開発者の一人であり、ポスト量子鍵交換のデフォルト化も見届けた。バージョン9.0(2022年)ではsntrup761、10.0(2025年)ではML-KEMである。