コーマック・ハーリー
詳細情報
- 勤務先
- Microsoft Research
- 代表的な業績
- 利用者がセキュリティ助言を拒む合理性の指摘
セキュリティの助言にかかるコストを試算し、それを無視する利用者はたいてい正しいと結論づけた研究者。
『So Long, and No Thanks for the Externalities』(2009年)でハーリーは、業界が見たがらない計算をやってみせた。パスワード、URLの確認、証明書の警告について助言に従うために全員が費やす時間を合計すると、その請求額は助言が防ぐ損失を上回る。無視するのは不注意ではなく合理的な選択であり、問題は助言を出す側にある。
同じくよく引用されるのが『Why Do Nigerian Scammers Say They Are from Nigeria?』(2012年)だ。答えは、荒唐無稽な話がフィルターになっているから。返信が一通来るごとに詐欺師の手間が増えるので、最も騙されやすい相手だけを引き寄せるほうが得になる。ディネイ・フロレンシオと共に、地下経済で宣伝される金鉱の大半は、金を銀の値段で売る人々で成り立っていることも示した。その金鉱の中身について、多くを語る話である。