条件付き差分解読法
シフトレジスタ型暗号に対する差分解読法。差分が予測可能な形で広がるように、攻撃者が初期化ベクトルを選ぶ。
2010年にSimon Knellwolf、Willi Meier、María Naya-Plasenciaが提案した。標的は非線形フィードバックシフトレジスタ(NLFSR)を基にした暗号、つまりGrain、Trivium、KATANである。これらの設計では新しいビットがANDゲートを通して混ぜられるため、差分が消えるか伝播するかは周囲のビット次第になる。
要点は条件を課すことで、差分を拡散させてしまうAND項が固定されたままになるようにIVのビットを選ぶ。条件の一部は鍵ビットに依存するため、偏った出力を観測した者は鍵について何かを知ってしまう。キューブ攻撃との類縁は明らかで、IVを支配する者は計算の出だしを支配する、という点を両者とも突く。完全版のGrain v1とTriviumは破られていないが、ラウンド数を減らした変種は破られた。