カラードブック
X.25上で動いた英国の学術向けプロトコル群。仕様書が色付きのバインダーに綴じられていたことから、この名がついた。
1970年代後半、英国の大学はOSIの完成を待たず、かといって米国のARPANETのTCP/IPにも乗らず、独自のプロトコルを作った。層ごとに色が割り当てられ、イエローブックがトランスポート、グレーブックがメール、ブルーブックがファイル転送(NIFTP)、グリーンブックが端末アクセス、レッドブックがリモートジョブ投入だった。
この体系は1984年からJANETを支え、機能はしたが孤立していた。グレーブックはドメインを大きい側から先にuk.ac.camと書いたため、インターネット宛のメールはすべてゲートウェイで順序を反転させる必要があった。1991年にJANETがIPサービスを開始すると勝負はつき、数年のうちにこの体系は廃止された。OSIへの橋渡しのつもりだったが、そのOSIは結局やってこなかった。