コリン・パーシヴァル(Colin Percival)
scrypt、バックアップサービスTarsnap、そして「ハイパースレッディングは鍵を漏らす」という最初の実用的な警告を世に出したカナダの暗号研究者。
2005年の論文『Cache Missing for Fun and Profit』で、パーシヴァルは、Intelのハイパースレッディングでは同じコアの二つのスレッドがキャッシュも共有するため、スパイ用スレッドがOpenSSLのRSA演算中に触れたメモリラインを観察して鍵を復元できることを示した。同じ年に彼はFreeBSDのセキュリティ担当官に就任し、2012年までその職を務めた。
自作の暗号化バックアップサービスTarsnapには、専用ハードウェアを持つ攻撃者に対してもコストが高いままのパスワードベース鍵導出が必要だった。そこで2009年に、初の意図的なメモリハード関数であるscryptを発表した。十代のころには、円周率の二進桁を深い位置まで計算するPiHexを率いてもいる。計算負荷の高い問題を放っておけない性分らしい。