Cocoa(ココア)
AppleのmacOS向けデスクトップアプリのフレームワーク。NeXTSTEPをそっくり引き継いだため、クラス名はすべてNSで始まる。
1996年にAppleがNeXTを買収したとき、NeXTSTEPのオブジェクトライブラリが一緒に来て、Mac OS Xの土台になった。Cocoaは実質二つの部品からなる。Foundation(文字列、コレクション、ファイル操作、通知)とAppKit(ウィンドウ、メニュー、ビュー、テキストシステム)だ。NSStringやNSArrayの接頭辞NSはNeXTSTEPの略で、30年と二度の言語移行を生き延びた。
フレームワークはObjective-Cとその動的メッセージ送信を前提に書かれており、設計もそれに沿っている。至る所のデリゲート、コントロールのターゲット・アクション、データバインディング用のキー値監視などだ。Swiftはブリッジ経由でAPIを引き継ぎ、後継を目指すSwiftUIも出てきたが、描画しているのは今もAppKitである。