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クロックドメイン越え

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-21

互いに独立したクロックで動くチップ内の二つの部分の間を、信号が渡ること。通常のシミュレーションでは決して現れない、数少ない種類のバグの温床である。

クロックの立ち上がりどうしに固定的な関係がないため、受け側のフリップフロップは遅かれ早かれ入力が変化する瞬間にサンプリングされ、セットアップ・ホールド時間に違反してメタステーブルになる。1ビットなら、フリップフロップを2段直列にしたシンクロナイザで足りる。複数ビットを同時に渡す場合はこれでは全く役に立たない。ビットごとにクロックエッジの前後に分かれて取り込まれ、存在しなかった値が受け側に見えてしまうからだ。そこでハンドシェイクを使うか、ポインタをグレイコードにして一度に1ビットしか変化しない非同期FIFOを使う。この種の欠陥の発見には、専用の静的解析とランダムな遅延注入が必要になる。

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