クラスパス例外
GPLライブラリにリンクしたプログラムが、GPLにならずに済むようにするGPLへの追加条項。
もとはJavaの標準クラスライブラリの自由な実装であるGNU Classpathのために書かれた。問題は明白だった。java.lang.Stringに触れるJavaプログラムがすべてGPLライブラリの派生物とみなされるなら、商用のJava開発現場は誰も近寄らない。そこで、ライブラリにリンクしただけの独立したモジュールは作者が好きなライセンスにしてよく、ライブラリ自体の変更はコピーレフトのままとする、という条項が加えられた。
この文言が広く知られるようになったのは2006〜2007年、SunがOpenJDKを「Classpath例外付きGPLv2」で公開したときだ。同じ考え方は2009年のGCC Runtime Library Exceptionにも受け継がれ、GCCでビルドしたバイナリがコンパイラのライセンスを引き継がないのはそのおかげである。実質的にはLGPLの特注版の代替だが、利用者がライブラリを差し替えられるようにするというLGPLの要件はない。