クリス・イングリス(Chris Inglis)
長年NSAに勤め、2021年に米国初の国家サイバー長官となった人物。
イングリスは米空軍のパイロットとして出発し、1980年代半ばにNSAへ入った。2006年から2014年までは同局の文民トップである副長官を務めた。つまり2013年にスノーデンの文書が表に出始めたときもその席にあり、各プログラムを公の場で弁護する立場に立たされた。
退職後はサイバースペース・ソラリウム委員会に参加し、同委員会はホワイトハウスにサイバー専任の調整役を置くよう勧告した。この案は法制化され、2021年6月、イングリスが初代として承認された。2023年2月に退任し、翌月に公表された国家サイバーセキュリティ戦略の下地をつくった。