バート・カリスキー
RSA研究所の初代チーフサイエンティスト。インターネット上のほぼ全ての公開鍵暗号を支えるPKCS規格の事実上の編集者。
Burton S. Kaliski Jr.は1988年にMITでRon Rivestの下で博士号を取得し、翌年にRSA Data Securityの研究部門であるRSA研究所の立ち上げに加わった。そこで公開鍵暗号標準(PKCS)を主導した。RSA暗号と署名のPKCS #1、パスワードベース暗号のPKCS #5などである。形式上は一企業の文書だったが、RSAメッセージの具体的な形式を書き下した者が他にいなかったため、業界標準になった。
KaliskiはOAEPパディングを含むPKCS #1 v2.0と、PBKDF2を定義するPKCS #5 v2.0(RFC 2898、2000年)を執筆した。2006年にEMCがRSAを買収すると移籍し、2011年にはVerisignのCTOに就いた。誰もがよりメモリを食う方式を勧めるようになった今も、PBKDF2はパスワード保存に生き残っている。