ブルーグリーンデプロイ
同一の本番環境を二つ用意し、「ブルー」(現行)と「グリーン」(新バージョン)とする配備戦略。グリーンで配備とテストを済ませ、トラフィックを一気に切り替える。問題が起きたら即座に戻せる。ダウンタイムなしで、ロールバックも瞬時だ。
仕組みはこうだ。ブルーが本番を担っている間に、グリーン(同一の並行環境)へ新バージョンを配備し、じっくりテストする。それからロードバランサーやルーターの向き先を、ブルーからグリーンへ一度に切り替える。ブルーはしばらく残しておき、即時の退避先にする。問題が出たら、再配備なしでルーティングを戻すだけだ。利点は、切り替え時のダウンタイムがゼロなことと、最速のロールバック。代償は、本番環境を丸ごと二つ同時に持つ高コストと、データベースのスキーマ変更の難しさ(移行中は両バージョンが同じDBで動く必要がある)。ユーザーの一部へ徐々に広げるカナリアとは違い、ブルーグリーンは全か無かの一斉切り替えである。定番のデプロイ戦略で、カナリアデプロイやローリングアップデートと関係が深い。