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BGP MED

ネットワーク Svenska → 更新: 2026-10-21

Multi-Exit Discriminator。隣接ASに対し、こちらへ到達する複数の入口のうちどれを使ってほしいかを示すBGP属性。MEDは小さいほど優先される。local-prefが発信方向を決めるのに対し、MEDは着信方向に影響を与える(弱い)手段だ。

使いどころは、自ASが同じ隣接ASと二本のリンク(たとえば北と南)で接続している場合だ。プレフィックスごとに異なるMED値を広告すれば、「このネットワークには北のリンクから、あちらは南から」と提案でき、隣接ASが送り込む先に影響を与えられる。弱点は、MEDがあくまで提案にすぎず無視されうること、通常は同じ隣接ASから来た経路同士でしか比較されないことだ。BGPの経路選択ではlocal-prefとAS-pathの後ろに来るため、鈍い道具でもある。そもそも着信トラフィックの制御はBGPでは難しい(他者の判断は支配できない)ので、MED、ASパスプリペンド、より具体的なプレフィックスの広告が数少ない手段となる。BGP local-prefやBGP communitiesと併せて理解するとよい。

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