Tracker(BeOS)
詳細情報
- 開発元
- Be Inc.
- 種類
- ファイルマネージャ兼デスクトップ
- ライセンス
- BSD系(OpenTracker、2001年)
1990年代のBeOSのファイルマネージャ兼デスクトップ。Finderの空間的な流儀を受け継ぎつつ、データベースクエリをフォルダとして扱い、BeOSで最初にフリーソフトウェアになった部品でもある。
TrackerはBeOSが起動後に見せる画面そのものだった。デスクトップとディスクアイコン、そして各フォルダが位置を覚えているフォルダウィンドウである。これはMacintoshのFinderのモデルで、Be Inc.にいた何人もがアップルから持ち込んだものだ。隅にあるメニューとウィンドウ一覧のDeskbarと合わせて、デスクトップ環境の全体を成していた。別個のウィンドウマネージャはなく、枠はシステムのapp_serverが描いた。Finderになかったのはファイルシステムの側である。BFSは属性をインデックス化していたので、Trackerはクエリ(特定の送信者からの全メール、5分より長い全MP3など)を、新しいファイルが現れるたびに中身が増えるフォルダとして表示できた。リスト表示の列は属性そのもので、メールクライアントは実質的にTrackerのビューにフォームを付けたものだった。
Beが傾きかけた2001年に、TrackerとDeskbarはOpenTrackerとしてBSD系ライセンスで公開された。システムのうち外へ出られたのはこの部分だけである。Haikuはまさにこのコードの上にデスクトップを築いたので、今日Haikuを起動する人は、黄色いタイトルタブも含めて、本質的に1998年のTrackerのウィンドウに出会うことになる。